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第19回 日本カテキン学会年次学術大会

カテキンの効果・作用


活性酸素除去作用


人間は生きていくために酸素を常に吸っています。体に入った酸素のほとんどはエネルギーを生産するために使われますが、取り込まれたうちの数%は「活性酸素」という物質になります。活性酸素は、強い酸化作用を持っていて、殺菌や、放射線によるガン治療も活性酸素の力を利用したものです。体内にはSOD(スーパーオキシドジムスターゼ)という酵素があり、体内の活性酸素が通常の量であればこの酵素により無毒化されます。しかし、一方では紫外線やストレス、加齢等、生活の中でのさまざまな要因によって活性酸素がSODで処理することができないほどの量になると、正常な細胞や遺伝子を攻撃して動脈硬化やガンなどを引き起こす原因となります。

増えてしまった活性酸素に対抗するには抗酸化物質を含む食品を摂取することが有効です。 一般的にビタミンC、E、最近では特にポリフェノールに抗酸化作用があることがよく知られており、ポリフェノールの仲間であるカテキンにも高い抗酸化作用が確認されています。カテキンの活性酸素除去作用は特に強く、活性がウーロン茶と比べ約3〜4倍であるという報告もされています(*)。

引用文献 :(*)New Food Industry,40,17-24,1998